胎蔵寺について 参拝のご案内 English

境内の見どころ

象に乗った普賢菩薩〜前庭〜

嘉永5年3月(1853年)今から134年前、菊地与次右エ門家にゆかりの縁僧が宿泊を断わられ、それに腹を立てて酒蔵に火をつけたので、当時北狄村全90戸のうち70戸が全焼してしまいました。僧は四つ段沢まで逃げてきて、ふりかえると余りの大火になっているのに驚き困惑していると、戸地部落の消防団員に滝壷につつきおとされてしまい、その後誰にも救われなかったので、菊地与次右エ門家は勿論のこと部落をものろい続けたのです。それをある日訪れた北海道の石井妙真尼様の難行苦行によりようやく救われ、六分を改めて、ここに普賢菩薩として今までのことを悔い改めるようになりました。
村中の幸せと災難を御守りするため昭和55年10月5日普賢菩薩を祀る御堂をここに建立し現在に至ります。

普賢菩薩像

   
大師堂

ここのご本尊弘法大師は、まるで尼さんのようないでたちで、法衣をまとっておられます。
また、ここには住職のご母堂様がかつて四国お遍路巡りの際に購入された小さな仏像が並べられており、すべての札所番号に対応する仏像が揃っています。
他に閻魔大王と十王もこの堂内に祀られております。

馬頭観音とそのいわれについて

馬の頭にも似たような長さ三尺くらいの凝灰岩です。

北狄の権右衛門爺さんが小泊へ田廻りに行くと、浜で呼び声がしました。近寄ってみると綺麗な石で、爺さんに背負われたいというので、背負って帰ったところ「わしは馬頭観音である」とのお告げがあったため、当時権右衛門の所有地の寺山の頂上に祀ったのがこの石の観音の起こりだといいます。

その後、寺下の観音堂に移されました。現在の太子堂、以前の寺下の観音堂内にこの馬頭観音が本尊として祀られていましたが、現在この堂内では仏像を安置しており、馬頭観音はそれら仏像の後ろにひっそりと安置されています。

大師堂(上)弘法大師(中央右上)十王(下)
   
観音堂

聖観世音菩薩「生貫観音(生え抜き観音)」


この観音様は1300年前に行基菩薩によって作られたと言われています。ある日村人がこの前の道路を通りがかると、大きな岩が倒れていて道をふさいでいました。これは大変と村人を大勢集めてこの岩を起こして道をあけ、通れるようにしました。ところが次の日来てみると、岩が元どおり道に倒れているのです。そこでまた村人を集めておこして通れるようにしました。こうしたことが数日繰り返したので、これはただの岩ではない、何か因縁があるにちがいないと、一人の行者がこの岩で観音様を刻んだのです。この行者こそ行基菩薩であり、それ以来信仰の的となり、多くの信者を有するようになりました。村に何か凶事があると御身体に汗をかいてお知らせくれますし、御燈明を境内の大木の梢に輝かして村人にお知らせすることもあります。お堂の前の湧き清水は旱魃でもたえることなく、この水で目を洗えば眼病が治ると言われています。毎月18日が縁日なのでご真言が行われています。
今や島内だけでなく日本全国から巡拝者が訪れ、また尖閣湾観光に訪れた外国人も、この巨大石仏を拝みにここまで足を運んでこられます。

石造りの大きな生貫観音様
   
行事案内

<節分の不動護摩祈祷>

古くから伝わる真言密教の修法である不動護摩において、不動明王のご加護により「無病息災」「病魔退散」「健康」「安産」「無事故」「無災害」「家内安全」「商売繁盛」「学力増進」「金運」「異性運」等のご祈祷を行います。

日時:平成17年2月3日(木) 午後1時より
場所:胎蔵寺 佐渡市相川町北狄756  0259-75-2284 FAX:0259-75-2284

日時:平成17年2月3日(木) 午後7時より
場所:万福寺 相川町姫津211 0259-75-2651 FAX 0259-75-2651

お問い合わせ:住職・寺庭ともに日中は仕事に出ておりますので、ご不明な点につきましては、夜7時以降に万福寺にお問い合わせください。

胎蔵寺 住職 齋藤本恭
万福寺 兼住

<観音堂の行事>

正月17日 前夜祭にて大遍路
正月18日 お真言にて百万遍執行
毎月18日 お真言執行
7月18日 夏祭りにて大遍路執行

胎蔵寺ご本尊 大日如来御守り
 
現世(この世)でのご利益は何のため?

真言密教の特徴である「護摩祈祷」は、現世(この世)でご利益を得られる効力があるとされています。「どうかこの幸せが続きますように・・」今が安泰なら誰もがその安泰が続く事を願い、今に不足するものがあるならば、誰もがその不足を補いたいと願うものです。そのような私たちの「願い」をかなえるため、現世(この世)で私達のご利益をいただくために、護摩祈祷の修法はなされています。
さて、ここで皆さんに考えていただきたいのです。私達が「どうか〜しますように」と願いをかけます。そして御仏がその願いを叶えてくれたとします。その「現世利益」は何のためにあなたに与えられたのでしょう?「ああ〜願いが叶った!良かった良かった!」で終わらせずに、与えられた「現世利益」の意味を考えてみてください。
凡夫の私達は自分が幸せでないと「他人の幸せ」を思いやれないものです。自分がある程度、平穏な生活が出来てこそ「他人の幸せ」を考え「他人のために働こう」とします。御仏が私達に与えてくださる「現世利益」は「自分のため」ではなく、「他人のため」にあるということです。御仏の与えてくださった「現世利益」を有り難くいただき、「他人のため」に一生懸命に働きたいものです。このような行いが出きるようになったとき、もっと大きな御仏のご加護が私達を包んでくれるはずです。