第七十三番 照光寺


開基は天正16年(1588)ご本尊は薬師如来。当時は宮浦村慶宮寺の門徒寺であったと云う。今の県道西側、川沿いの場所にあったが、元禄10年の火災でことごとく焼失した。翌11年に現在の場所に移転新築されたと云う。時は遡ること、大川港全盛のころ京都から山形の鶴岡へ納められるお薬師さんを積んだ船が、石川県輪島港より風待ちのため大川港に寄港した。ところが不思議なことに、何度出港しても風向きが変わり大川に戻されてしまい1ケ月も大川の港に停泊した。ある晩、船頭さんとお坊さんは「お薬師さんがこの大川に戻りたい」との不思議な夢を見たので、そのお薬師さんを大川の照光寺にご本尊として安置した。すると順風がが出て船は鶴岡に向かって船出できたとのことです。又、明治元年廃寺となったが明治10年に復旧される。現在の場所はその後に建てられたものと言われている。

寺院名医王山 照光寺
宗派真言宗
本尊薬師如来

住所※佐渡市両津大川679
交通新潟交通佐渡バス東海岸線 大川停留所 下車約100m
電話0259-29-2070
WEB

次の霊場迄の距離所要時間
自動車徒歩
8.5km12分117分

境内図次の霊場までの案内図
準備中