本尊様は金剛界、胎蔵界をあらわす2体の大日如来さまです。全宇宙を表す「曼荼羅」の中心にいらっしゃる仏さまが大日如来です。右側の仏さまが金剛界の大日如来、左側が胎蔵界の大日如来です。この二体の大日如来はいわゆる男女のようにたとえられ、理知を表す金剛界の大日如来さまが男性的で、慈悲を表す胎蔵界の大日如来さまが女性的な作用を示します。江戸時代に作られた仏像と推測されます。
真言で「南無本尊界会」「南無両部界会」とお唱えしますが、これは本尊大日如来さまを一心に拝んでいることとなり、両部界会とは金剛界、胎蔵界の大日如来さまに心から帰依しているという意味です。
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