智光坊のご紹介
五番札所 倉崎山 智光坊
当山は、宝暦年間の寺社帳によると大同3年(808)空山によって開山されました。
ご本尊は千手観音、往時は新義真言宗小比叡山蓮華峰寺の末寺、現在は真言宗智山派に所属しています。
境内には、天保4年(1833)8月に海上守護の神である金毘羅大権現をまつる三間四方の金毘羅堂が建立されます。棟札には、棟梁は江戸時代初期より代々宮大工をつとめる村山村(現 佐渡市羽茂村山)髙野甚右衛門 良春、彫刻は門人の西方村(現 佐渡市羽茂大橋)謙蔵の作とあります。
この堂于の四周には精巧な彫刻が数多く施されています。それは、龍・獅子・麒麟・虎・亀・象などの各種動物、また松・竹・梅・蓮・葡萄・瓜といった多くの植物、更には天女に雲形、波形など様々な彫刻で埋めつくされています。まさに豪華のひと言、高度な技術をもって造られた繊細な建築美を目の当たりにご覧頂くことが出来ます。
また、髙野甚右衛門は山門も建てており、山門正面の屋根を支えている二匹の鬼がユーモラスな表情で参拝する皆様をお迎えいたします。
ぜひとも、ご参拝いただき、間近でこの彫刻の数々をご覧いただければと思います。
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