正徳4(1714)年に京都の仏師和田浄慶が彫刻したもの。

大日如来とは、「光り輝き、遍く照らす」という意味。
摩訶毘廬遮那(まかびるしゃな)如来、または遍照尊、遍照如来とも言われ、奈良の大仏「毘廬遮那仏」が発展したものです。

古代インドにおいて、大日如来は既に発生したと言われています。「大日経」に至り、毘廬遮那仏を更に密教的に解釈発展させ、宇宙の森羅万象と、そのすべてが大日如来の徳を顕わしたものであります。
、釈迦や観音、諸仏菩薩も根本は大日如来であるとされています。

大日如来には「金剛界大日如来」と「胎蔵界大日如来」の二つがあり、「大日経」から発生した胎蔵界大日如来はお腹の前で手を組み、左手を下に、右手が上になっています。
髻を結い頭上に宝冠を被り、瓔珞(ようらく)、腕釧(わんせん)、臂釧(ひせん)等の装身具でそのお姿を飾っております。




文殊菩薩は知恵の仏で、合格祈願・学業成就・身体健全・交通安全・家内安全・開運成就などのご利益があります。熊野神社の菅原道真(学門の神様)初詣とあわせてご利益倍増です。

文殊菩薩は元々、実在した人物なのです。
バラモンの子といわれ、仏典編纂に関わった人物であり、妙吉祥、妙音菩薩ともいわれ、智慧を司る菩薩です。

そのお姿は、髻を結い、瓔珞(ようらく)、腕釧(わんせん)、臂釧(ひせん)などの装身具で飾られ、右手に剣を、左手に経巻を持っている。
元々は結跏趺坐像でしたが、平安時代頃から獅子に乗る姿が 一般的な文殊菩薩像となりました。
獅子は百獣の王で文殊菩薩の智慧が秀抜であることを表します。




たて約240 cm 、横160 cm の大きな絵図。

釈迦涅槃図は、釈迦が入滅のときの情景を描いた仏画で、横たわる釈尊のまわり
に多勢の仏弟子たちが集まっている様を描いています。
作者は不明。

※毎年3月中のみ掲示